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活動報告

2018.08.23

スクラム東北ライドGO釜石 2018 無事完走しました!!

1 年後に迫ったラグビーワールドカップの釜石開催を東北全体で盛り上げることを目指す「スクラム東北ライド GO釜石 2018」を、1 年後のワールドカップ会場となる釜石鵜住居スタジアムのオープニングイベントにあわせて、8月16日から19日までの4日間にわたって実施しました。

8月16日に福島県広野町・楢葉町のJヴィレッジを出走。悪天候による行程変更もありましたが、18日午後、無事事故もなく釜石鵜住居復興スタジアムにゴールいたしました。

ご支援いただいた皆様に、心より感謝いたします。

【1日目】
今回のスタート地点は、7年半ぶりに営業を再開したばかりの J ヴィレッジ(福島県広野町・楢葉町)。
震災後は原発事故後のさまざまな作業の前線基地として資材置き場や作業員宿舎となっていました。
16日午前、首都圏のメンバーと東北のメンバーが合流し、10時からJヴィレッジ従業員のみなさん、福島県ラグビー協会のみなさん出席の下、出発式を開催し、スクラム東北ライド2018はいよいよスタート。

この日は Jヴィレッジのある広野町・楢葉町から冨岡町まで走ったところで、いったん自転車をサポートトラックに収納してワープ。
次は宮城県名取市閖上から走り出す予定でしたが、猛烈な雨と雷のため再度ワープ。宮城県松島町から走行を再開し、午後5時に石巻に到着しました。
夜は石巻ラグビー協会御用達の「ビストロ種」にて石巻のラグビー仲間との交流会。
石巻市が目指してきた公認キャンプ地招致は残念ながら叶いませんでしたが、某国が事前キャンプ地の候補地として打診してきているという情報も伺うことができました。
もともとラグビー熱の高さでは東北屈指の石巻。情熱が実ることを祈ります。

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【2日目】

2日目の17日は、スクラム東北ライドとしては初めてのコースとなる女川町を経由して南三陸町を通り、気仙沼まで の110 キロ。

午前中は素晴らしい快晴の下で素晴らしい景色を堪能。
午後は冷たいにわか雨に襲われる場面もありましたが、順調に走行しました。途中、石巻市雄勝町の大川小学校跡地、南三陸町の旧防災庁舎では全員で黙祷を捧げました。

アップダウンの激しい国道45号線では、今回試乗用にヤマハ発動機さまからご提供いただいた電動アシスト自転車にライド隊も試乗。
上り坂でのアシスト力に試乗したライダーは驚嘆の叫びをあげました。ライド隊は午後5時半、無事に気仙沼に到着。
「アンカーコーヒーマザーポート店」にて、美味しい三陸のカツオ&マグロ など海の幸を味わいつつ、気仙沼のラグビーファミリーのみなさんと交流会を持ちました。

気仙沼には震災から7年半が経っても、まだラグビーを思い切りできるグラウンドがない状態ですが、釜石開催を全面的にバックアップ、サ ポートしようという強い意志と情熱を感じました。
宿泊施設や交通手段の提供、関連した観光オプションの提供など、 RWC 釜石開催をアシストする方法などについて、有意義な意見交換ができました。

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【3日目】

3日目の18 日は、いよいよ釜石へ。気仙沼を朝7時45分に発ち、陸前高田、大船渡を抜け、釜石を目指します。
途中パンクなどのアクシデントもありましたが、ワイズロードトラックの活躍とライダーの機転、さらに電動バイクのア シストもあって、アップダウンの激しい国道 45号線90キロを無事みな完走。
釜石市に入ってからは、岩手県内で自転車イベントを実施している三陸ユナイテッド様のチームも合流し14時45分に釜石鵜住居復興スタジアムにゴー ル。
こちらで報道関係者の取材を受け、翌日のオープニングマッチに向けた諸手続などを行った後、改めて最終区 間へ。17時、宝来館へ無事ゴール。

宝来館のみなさん、ノーサイドクラブ釜石ツアー参加者のみなさん、首都大学 東京ボランティアチームのみなさんに加え、入浴と夕食のために訪れていたヤマハ発動機ジュビロのみなさんにも迎えていただき、これまでで最も盛大なゴールとなりました。
夜は、翌日のイベントに備えて市内のホテルが満室状態のため、スクラム釜石メンバーである三笠広介の実家のログハウスに宿泊。市内で調達した三陸の珍味に舌鼓 を打ちながら心地よい慰労の会を開きました。

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【4日目】
そして4日目の19日は、記念すべき釜石鵜住居復興スタジアムのオープニングマッチに「スクラム東北ライド・自転 車活用推進ブース」を出店。
自転車を使った健康増進とCO2 排出削減効果、ワールドカップ開催時の自転車を使 った東北観光促進などのアピールとして、電動アシストつきスポーツバイクの試乗会を実施。

ヤマハ発動機様よりご提供いただいたアシストつきロードバイク、マウンテンバイク、フラットバーロード3種の最新モデルに、大会関係者や関連イベントに参加した中学・高校生も含め、46名もの方が試乗。

異次元の加速感にみなさん驚嘆の声をあげていました。途中、ヤマハ発動機の堀江恭佑主将と五郎丸歩選手がブースを訪問してくれるというサプライズもあり、 素晴らしい賑わいとなりました。

当日は、完成したばかりの釜石鵜住居復興スタジアムに定員を超える6,350人が来場。
特別ゲストの平原綾香さんと釜石市の中学生の歌声、エグザイルさんと東北各地の中学生によるダンスパフォーマンス、スタジアム建設地にあった鵜住居小3年生のときに被災した釜石高2年生・洞口留衣さんのキックオフ宣言、ともに日本選手権7連覇を達成し、震災を経験した新日鐵釜石と神戸製鋼のOB によるレジェンドマッチなどなど、たくさんの方々が次々と登場して、釜石の、東北の再出発を祝福。私たちもその一端に加わることができたことがとても嬉しいです。

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今回は、雨によるワープもあり、走行距離は約260キロでしたが、スクラム東北ライドとしては初めての走行区間となる福島県楢葉町、冨岡町、宮城県女川町を自転車で走ることができ、たくさんの方と交流することができ、とても充実した4日間でした。

車両運搬からメンテナンス、パンクなどのトラブル対応までフルサポートいただいたワイズロード/ワイ・インターナショナル様、ゼリー・飲料類をご提供いただいたフォンテラジャパン様、明治様、大正製薬様、情報発信でサポートいただいた RUGBYJapan365 様、福島県、宮城県(石巻市、気仙沼市)、岩手県(釜石市)の各ラグビー協会様、宝来館様、実行委員会の皆様に改めて感謝いたします。