【釜石Night特別編】クライストチャーチ&東北支援チャリティートークショーを開催しました!
27日夜、新旧日本代表のキャプテン、アンドリュー・マコーミックさんと廣瀬俊朗さんをゲストに迎え、クライストチャーチ&東北支援チャリティトークイベントを無事開催しました!
平日の夜ながら、定員50人を上回る方々にご来場いただき、震災から2年が経過したクライストチャーチと、まもなく2年を迎える東北、それぞれの被災地の皆さんへの思い、ラグビーファンの熱い連帯を感じることができました。
イベントはニュージーランドと東北の地震で亡くなられた方々への黙祷に始まり、
クライストチャーチ出身で元日本代表キャプテンのアンドリュー・マコーミックさんから、震災当時のクライストチャーチの様子、その後訪れた釜石の様子などを話していただき、
この日、新年度の日本代表でもキャプテンに任命されたばかりの廣瀬俊朗さんには、震災直後、トップリーグ・キャプテン会議の代表としていちはやくニュージーランドへの支援、東北への支援に行動を始めた当時のことなどを振り返っていただきました。
実は廣瀬さんは、震災後の6月、東芝のチームメイト、吉田大樹選手らとともに岩手を訪ねています。一般ボランティアとして登録し、持参した寝袋で体育館に寝起きして、釜石市や大槌町などで作業に従事したという行動力に、参加者のみなさんも深くうなづいていました。この日、2年目のエディJAPANでもキャプテンに指名されたばかりの廣瀬さんですが、エディさんにも全幅の信頼を受けるそのキャラクターは、参加者の皆さんに伝わったと思います。
やっぱり、ナショナルチームのキャプテンを任される人は「大きい」
その2人と一緒にトークショーを進行させていただき、僕自身とても楽しく、勉強になる時間でした。
(左:東芝さんからご提供いただいた参加者全員へのプレゼント! 右:多数の方々にご参加いただきました!)
実は、このイベントには「元日本代表キャプテン」がもうひとり登場していただきました。
今回のイベントの収益金は、東日本大震災の巨大津波に襲われながら、迅速な避難により助かった釜石の子供たちを、同じ地震国のニュージーランドへ派遣し、子どもたち同士で交流してもらおうという「ミラクル釜石こども大使」プロジェクトに寄付することにしております。このプロジェクトは、元日本代表キャプテンで岩手県出身の笹田学さんと、かつて対戦した元オールブラックスのアンディ・ダルトンさんとの親交から生まれました。イベントでは笹田さんにもご来場いただき、この企画が生まれた経緯と、派遣される子どもたちの準備の様子などを話していただきました。
ミラクル釜石子ども大使の子供たち17名は、3月15日に出発。
クライストチャーチで5つの学校を訪ねて交流、そのあとオークランドに移動し、2011年ワールドカップの決勝など熱戦の舞台となったイーデンパークを訪問する予定です。
「僕も16日からクライストチャーチに帰るよ。向こうで合流できるね」とアンガスさん。
(「ミラクル釜石こども親善大使」プロジェクトの詳しい情報はこちらからどうぞ)
https://readyfor.jp/projects/kamaishi
(左から廣瀬俊朗さん、アンドリュー・マコーミックさん、笹田学さん)
イベントの第2部では、参加者の皆さんから質問をいただきながら、ラグビー仲間の話、日本で開催される2019年ワールドカップでの試合の釜石開催についてなど、楽しい話題は尽きませんでした。
アンガスからは、「釜石は日本中に知られているラグビーの街。来日する以前、ニュージーランドにいるときから「カマイシ」という街のことを知っていた。その釜石でのワールドカップの試合開催を是非実現したい。1試合といわず2試合、3試合でも!」とのコメントもいただきました。
(昨年5月のセブンズフェスティバルでの写真です!)
最後は、チャリティオークションとプレゼントのコーナー。
ご協力いただいた東芝ブレイブルーパス、サントリーサンゴリアス、ビーフアンドラムニュージーランド、ニュージーランド政府観光局、各社・団体さまからいただいた各種グッズ、ゲストのお二人からご提供いただいた思い出のジャージーなどファン垂涎のグッズが次々に(たとえば、アンガスさんご提供の1999年パシフィックリム対戦相手のジャージー、廣瀬さん提供の2011年チャリティーマッチのトップリーグ選抜ジャージーなど、ものすごいお宝がガンガン)登場! お客様にとても喜んでいただきました。
(左:廣瀬選手、アンガスからオークションにご提供いただいたジャージの数々! 右:レアなブラジル代表のラグビージャージ。アンガス縁の一品です。)
RWC2019ステッカーをプレゼントしていただいた日本ラグビーフットボール協会・RWC2019組織委員会様も含め、絶大なご支援をいただいた皆様に、改めて御礼申し上げます。ありがとうございました!
これからも、NPO法人スクラム釜石と、WEBマガジンRUGBYJapan365は、ラグビーファンの皆さん、ラグビーを支える各企業、思いをともにする団体の皆さんとともに、ラグビーを通じた復興支援を目指して行動していきたいと思っております。
皆様、今後ともよろしくお願いいたします。
<来月の釜石ナイトは、変則開催で3月20日(祝)に開催します。釜石ラグビー部OBのあの「ギターを弾いて歌うプロップ」のライブを予定しています!>
※今回のトークイベント、オークションの収益に、RUGBYJAPAN365さんからのご寄付30,000円を加えた、126,870円をミラクル釜石子ども親善大使の活動資金として寄付いたします。ご参加いただいた皆様にお礼申し上げます。ありがとうございました。