2014.11.29
NPO法人ロシナンテスさんの活動を見学いたしました
宮城県名取市閖上。
宮城県亘理郡亘理町荒浜。
東日本大震災で大きな被害を受けた地域のひとつです。
この2つの地域を拠点に活動するのがNPO法人ロシナンテスさん。
スーダンでの医療活動で有名ですが、震災直後からこの地に入り復興支援活動を現地で行っています。
今は、仮設住宅の子供への学習指導を行う「寺子屋閖上・亘理」、そして高齢者の農作業・語らいの場を作るボランティア「健康農業事業・亘理いちご畑」を行っています。
いずれも人のつながりを大事にした事業です。
ロシナンテスさんの理念は、
「ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために」
そうです、ラグビー。
代表の川原さんをはじめ福岡県小倉高校ラグビー部OBが中心となって活動を支えています。
今回は、スクラム釜石理事メンバーが小倉高校ラグビー部出身というご縁もあり来仙を機にお伺いさせていただきました。
約10名に1名がお亡くなりになられた閖上にはまだ悲しみの風が吹いていました。
そして、拠点になっているロシナンテスさんの亘理にある「ロッシーハウス」には過去と今、未来を語る語らいの場がありました。
われわれを迎えていただいた事務局長の大嶋さんは、この3年の活動を振り返り、
「今では被災地に学ばされています。 同じような地域は被災地だけではなく全国にある。この活動の普遍的な意義を広げていくのが今後の使命かもしれません」
と仰っていました。
このロッシーハウスは宿泊可能。
その代わり宿泊ルールが2つ。
「年功序列!」
「みんなでご飯を食べる!」
シンプルです。
スクラム釜石とロシナンテスさんの意見交換の2時間はあっという間に過ぎてしまいました。
ロシナンテスの大嶋様をはじめ皆様、ありがとうございました!
引き続きロシナンテスさんと共にできることも考えていきたいと思います。
◆NPO法人ロシナンテス 東北事業
「スーダンに病院を、東北に笑顔を」
http://www.rocinantes.org/activity/