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活動報告

2013.01.11

RWC2019 釜石誘致タウンミーティング~RWCを語る会~

RWC2019釜石招致タウンミーティング~ラグビーワールドカップを語る会~が、釜石市鵜住居(UR都市機構釜石支援事務所)で行われ、ラグビーワールドカップに向けたスタジアムの建設が予定されている鵜住居地区の皆様を中心に、約100人の方々にお集まりいただきました。

・ワールドカップ(国際的スポーツイベント)の日本開催、サッカー&ラグビー
 ~アジア初、サッカーに続きラグビー、オリンピックも続く

・被災地での国際的スポーツイベントの開催
 ~地域でのスポーツ興隆(おこし)、文化興隆(おこし)、経済効果

・心に響くスポーツで地域復興と地域おこし
 ~復興の現状、RWCを呼ぶ、スタジアムをつくる

をテーマに、パネリスト間や参加者の皆様との意見交換が行われました。

【パネリスト】
小笠原満男氏(鹿島アントラーズ)
浦山文男氏(鵜住居地域会議議長)
桜庭吉彦氏(釜石SW)
嶋田賢和氏(釜石市副市長)
石山次郎(スクラム釜石代表)

※ラグビーワールドカップを語る会
主催:2019RWC釜石誘致応援事業(実行主体代表 釜石SW)
共催:釜石市RWC誘致推進室、鵜住居地域会議、スクラム釜石
協力:はまと神経内科クリニック、UR都市機構、釜石市青年会議所

 

パネラーの皆様:小笠原満男氏(鹿島アントラーズ)、桜庭吉彦氏(釜石SW)、嶋田賢和氏(釜石市副市長)、石山次郎(スクラム釜石)、浦山文男氏(鵜住居地域会議議長)

大船渡高校出身でJリーグ鹿島アントラーズで活躍する小笠原満男氏。2度のワールドカップの出場経験もあり、復興支援活動として「東北人魂を持つJ選手の会」を展開されています。
その小笠原満男氏からは、
「自分が世話になった東北という土地に恩返しをしたいという気持ちがある。また、自分にも少年時代があった。子ども達が同じように、サッカーを、スポーツで笑顔になっているのをみると嬉しい。」
「2002FIFAワールドカップでは、鹿島でも試合が行われた。おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、子ども達、3世代で試合を楽しんでいた。同じように釜石でもワールドカップが行われ、試合を楽しんで欲しい」
「釜石と鹿島は海があり、製鉄所があり、スポーツチームがあるという共通点がある。釜石でのラグビーワールドカップの開催を心の底から願っている」
「建設されるスタジアムでは、自分が出場できるサッカーの試合も行ってもらいたい。2019年以降も現役を続けられるようにするのが自分自身の目標のひとつ」
との言葉がありました。

他のパネラーの方々からは、

<鵜住居地域会議議長浦山氏>
「鵜住居はいまだ状況は震災当時とほとんど変わらない。鵜住居では、鉄人レースと呼ばれるトライアスロンの大会(はまゆりトライアスロン)を20年以上続けてきた。被災地各地の様々な復興とあわせ、スポーツの持つ力を活用し、RWC開催誘致と成功に力を合わせ、とりくんでもらいたい」

<釜石市副市長嶋田氏>
「小笠原満男氏の言葉を借りて、復興もスポーツもチームワークがキーワード。市民の皆さんや、協力者の皆さんと一緒に今後もとりくんでいきたい」
「市民生活が第一なのは当然のこと。ワールドカップをやるからには基盤整備を行うことが必要となる」
「ワールドカップ開催の意義としては、直接的な経済効果以上に、世界中の方々が釜石に足を運んでくれ、釜石を知ってもらえること。これが最も大きい効果だ。」

<釜石SW桜庭氏>
「2011年にNZで開催されたRWCでは、小さなまちでも開催されている。自分が出場したワールドカップでも、地域の人たちが自分の町に誇りをもって出迎えてくれていた。」
「ラグビーのもつすばらしさ、サッカーと同じフットボールの文化を認知してもらえるよう、釜石SWもがんばりたい」

<スクラム釜石代表石山>
「スクラム釜石は釜石の外から盛り上げる役目をおこなう。スポーツを通じて少しでも復興のお手伝いが出来れば。」
「ラグビーといえば釜石、と今でも応援してくれる人が全国にいる。」
「ラグビーだけではなく、サッカー、バスケット、野球など、競技の垣根を取り払った体制となると意義がありすばらしいものとなる」
「釜石でやる試合はと、大都市でおこなわれる試合とは開催の意義、目的が異なる。」

などの意見が出されました。

参加された釜石市民の方々からは、「鵜住居にスタジアムを作り、一流のプレーを子ども達に見せ、刺激を与えたい。」、「釜石は外から見られているほどラグビー熱が高いわけではない。皆が楽しめるような雰囲気を作って生きたい。」などの生の声も頂きました。

 

 

 

 

 

 

また、地元にも出店されている大手小売業者の方から、スクラム釜石の告知活動(ポスターの掲示など)に協力したい、とのお申し出もいただきました。ありがとうございました。

今後もスクラム釜石は、ラグビーワールドカップ2019年大会の釜石での試合誘致活動を、釜石市の皆様とスクラムを組んで進めてまいります。

参加いただいた皆様、ご協力いただいた皆様、小笠原満男氏をはじめとしたパネリストの皆様、ありがとうございました!